ホームページのSSL化

主にGoogleの検索エンジンやChromeが主導する形で、常時SSL化はホームページにおける必須要件になりつつあります。以前はメールフォームなど個人情報を入力する一部ページにのみSSL化をする傾向がありましたが、現在は常時SSL化というホームページ全体をSSL化することが標準です。

常時SSL化をすることにより、閲覧しているユーザー端末とホームページのサーバーにおける通信が全て暗号化されますので、たとえ通信を傍受された場合でも、内容を解読することができないため、個人情報の流出等の深刻な事態を回避することができます。

特にメールフォームやECサイトなど、個人情報を入力する場合においては、必ずSSL化をしていなくてはなりません。

その他のSSL化のメリットとしては、

• Google検索の優位要素（SEO）の一つになっている
• Chromeなどのブラウザで「保護された通信」と表示され安心いただける

などの効果があります。

SSL化の作業にはSSLライセンスの有効化、ホームページ内の変更、URLの正規化の付帯作業を含みます。ただし、SSLのライセンス費用は含んでおりません。Let’s Encrypt（レッツエンクリプト）などの無料SSLが利用できる場合は、そちらを使用いたしますが、サーバーによっては提供されていないため、その場合は別途ライセンスの購入（費用は毎年発生）して対応いたします。

■ SSL化によるURLの変更について

常時SSL化を行うとURLが、

旧）http://●●●●●.comから

新）https://●●●●●.comと「s」が追加されます。

URLの正規化（リダイレクトというURLの転送設定）も同時に実施いたしますので、旧URLを開いたら、自動的に新URLで表示されるようになります。

ただし、ホームページ等に記載しているURL表記、名刺やパンフレットなどの印刷物のURL表記は、すぐでなくてもよいですが、新URLに変更することが望ましいです。

無料でも有料でもライセンスには有効期限があるので、定期的に更新する必要があります。まれに自動で更新がされずに、エラーが発生する場合がありますので、急にSSLのエラーが発生した場合は「認証エラーの調査」をご発注ください。

■ SSLのライセンス費用について

無料のLet’s Encrypt（レッツエンクリプト）も有料のSSLライセンスでも、暗号化するという点においては同様です。無料だからといっても品質が悪いということはありません。

ただし、ドメイン認証や企業認証のSSLライセンスは、そのライセンスを取得していること自体が信頼性を有しているライセンスですので、費用を支払って使用する価値は十分にございます。